テンテンを苦しめた FIPドライタイプ


IMG_4332-1.jpg


テンテンが命を終わらせて行く姿を見て

心と体と命(魂)は別物なんだな、と感じました



痙攣している時は意識がないらしいです


でも痙攣している時の表情は

苦痛に耐えているようにしか見えなかったし


意識がなくても苦しくない訳がない、と思ってしまうんです

体が命をつなぎ止めようとしているように見えました


もうそこに心はなかったかもしれないけど

思い出すと今でも悔しいです

なんで安らかに逝かせてあげてくれないの


苦しめたのは誰なんだろう

病気? それとも私かも。





もしあの日の前日、かかりつけの病院が休診日じゃなかったら

楽にしてほしいとお願いしていたかも知れません



ただ、それでも

テンテンが生き抜いた最期の最期を

この手で支えてこの目で見届けられたことに

ひとつも後悔はありません



それが

答えなのかも知れませんね。
















以下、

お腹を開けた時の写真があります

見たくない方はここまでで。




















4月30日、剖検の日の報告書の内容です



腸管外観
IMG_8853-1.jpg
肥厚した部分の腸管は特に重度の腹膜炎を発症しています。
また、多数の結節様物の付着をみとめました。
FIPドライタイプに置ける肉芽腫が最も近い外観ですが、
腫瘍の転移巣でも同様の所見をみとめることもあります。


腸管断面像
IMG_8854-1.jpg
超音波検査でも確認したように、
腸管の著しい肥厚をみとめました。






以上。

周りの白いのは手袋です

写真を見ながら説明を聞きました

通常の腸は、もっと薄いそうです

「亡くなったばかりなのに申し訳ないです、
焼き肉でホルモンを食べる時を思い出してもらえると分かるんですが・・・」
と、いつも例え話が好きな先生、
ちょっとあの日は笑えませんでしたよ(汗)

でもよく分かりました


写真の状態まで急になったのではなく
以前から徐々に進行してきたんではないかという事です


断面像で黄色っぽい液体がついているのが
テンテンの鼻水やよだれの色と同じでした
あれはここから出ていたものかもしれないと思いました


テンテンの体は、こんな腸で頑張っていたんだと思うと
可哀想で仕方なくて、

痛かったよね、ほんとに、
やっぱり何も出来なかった。







専門機関からの検査報告書の内容です

IMG_7817-2.jpg

↓診断の部分を打ち直しました


組織診断

「肉芽腫性炎」


組織所見

FIPによって形成された炎症性病変が認められました。

腫瘍性病変は認められず、悪性所見はありません。

腸壁の広範囲に及び、粘膜下組織から腸管全層、

さらに周囲脂肪織に及ぶ肉芽腫性の炎症性病変が認められました。


摘出された腸管の広い範囲に及び、

粘膜下織から漿膜に及ぶ炎症細胞浸潤が認められ、

炎症は漿膜を越えて腸管膜脂肪織にも波及しています。

組織球の集簇からなる小結節が散在的に多数形成され

周囲にはリンパ球などの浸潤が認められるとともに、

肉芽組織も増生しています。

一部の粘膜層はびらんを呈していますが、

粘膜上皮を含め、構成するいずれの細胞にも

異型性はありません。



特殊染色も実施しましたが、

抗酸菌や真菌は認められません。






以上。

「肉芽腫性炎」 → FIPドライタイプで確定となるそうです

典型的なFIPの状態だったとのこと


難しい専門用語が出てきて良く分からないですよね・・・
私もですが、今自分で打ち直して、
難しい単語は検索したら頭に入ってきました

水色の文字の部分は
FIP以外(癌や細菌など)の可能性がないことを説明しています

普通は、特殊染色まではやってくれないのだそうです

丁寧に検査していただけました


1例として、FIPの研究に役立ててほしいです








健康な猫のお腹は

触っても、ウンチが入ってない腸は
どこにあるか分かりませんよね

ペコちゃんは結腸が伸びていて
いつもウンチを少しためているのですぐに触れます
感触や形は違いますが。

他の猫たちのお腹は、上の方に硬めの何か(ウンチ)を触れることがありますが
大体なにもないような感じです


テンテンの場合、お腹を触ったらすぐに腸が分かりました

前にも書きましたが、
カーブした細めのウインナーか、
フワフワと軟らかいホースのような感触です


それが異常なことだとは、診察を受けるまで思いませんでした

連れて行ったのも、
そのウインナーのような腸のことではなく
その奥にあったウズラの卵のようなものが気になったことと
食欲がなく元気もないことが理由でした

そのウズラの卵のようなものは腎臓で、異常なしでした






そして

その日のエコーで少量の腹水と、
3倍ほどに太くなった腸の状態を確認


何度もお腹に針を刺して細胞を取って検査


消化器型リンパ腫と診断されるが
FIPドライタイプの可能性もあると言われる





見つかった細胞を再度調べた所リンパ腫ではなく、

FIPドライタイプの可能性が高まる

見つかったのは
マクロファージ、好中球、リンパ球、形成細胞などで
(マクロファージは肉芽腫になる)

様々な細胞が取れることもFIPの特徴と聞きました







そして翌日、
コロナウイルスの抗体価検査をするため採血しました


数日後に出た結果、
コロナウイルス抗体価は1,600倍

抗体価が高い低いでFIPかどうかの判断は出来ませんが

数値がとても低い場合には
コロナウイルスは陰性となり、FIPの可能性がなくなります


状態を知る為に
必要に応じて行うべき検査なんだと
私自身は今は理解しています






その後、血液検査で

総タンパクが高く
「高グロブリン血症」という状態だと分かりました

ステロイドの投薬で
少量たまっていた腹水がなくなりました

癌の場合の腹水はステロイド投与ではなくなりにくいらしく
ますますFIPの疑いが強まりました








FIPの症状はとても様々で
これがあればFIPと決まったものはないそうです


テンテンはドライタイプでしたが
腹水が少量たまりました


ウェットタイプとドライタイプの
中間のような症状が出ることも多い病気だそうです

ネットでも症状として出ている手足の麻痺などのフラツキも
中枢神経にドライタイプが発生しなければ起こらない症状で

テンテンには全くありませんでした






思い当たるテンテンの主な症状は

・下痢(血便)が治らない
・だんだん食欲がなくなり痩せてくる
・元気がなくなる
・軽い貧血


性格的には
大人しくて保護して他の猫と一緒にしても
他の猫が首もとを噛んだり飛びついてきても抵抗しない
鳴き声がとても小さい
未去勢だったのに顔も体も小さい
物音に怯えて逃げたり隠れることもあった

関係ないかもしれないけど
今考えれば、病気で体力がなかったり
逃げたり隠れたりしていたのも
体が弱っていたからかも知れません・・・




とにかく、言えるのは
健康でも猫の体を触ってあげてほしいです!
ウンチが詰まってないかな、オシッコは溜まってないかな
とか、色々分かります

皮膚の状態も
毛並みの変化も毎日触っていれば
あれなんか違うような?と言う時がありますよね


そういうのを見逃したくないなと私は思っています







なんだか、たくさん書き過ぎて読むのも疲れてしまいますよね・・・

FIPドライタイプと確定したことで、
一緒にいた猫たちのことも先生に相談しました

そのことはまた別の時に書きますね



ここまで読んで下さってありがとうございます

今日の所はここまでにします







それと・・・

PCビューでしかみられないですが
左上部に、
★当ブログに掲載されている画像や文章等の無断転載、使用はご遠慮おねがいします
の一文を入れました

苦しんだテンテンの事も検査結果の写真も、
たくさん悩んで涙して記していることなので
もしもどなたか必要な時があれば
ひとこと言ってもらえればうれしいです


器の小さいヤツだと
笑って流してほしいわ

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